ピーターの法則 創造的無能のすすめ

読み終わり
なかなか斬新な感じで面白かった。斬新といっても、この人の時代は半世紀も前なので、半世紀も前から今ひとつ浸透していないと思われる社会階層学というものが、信憑性にかけるのか、それとも世間でたまたま認められずくすぶった状態なのかはわからない。でもまあ個人的には、いずれ階層社会で誰もが無能レベルにたどり着くという説明に関しては、非常に説得力はあると思う。自分の限界が何処なのか、自分は将来創造的無能の手法で有能なレベルに留まることにするのか、ということについては実感がないが、昇進を考えるに当たって、昇進後のポストでの自分の順応レベルがどうなのかということはじっくり考えておく必要があることは間違いないと思う。心にインパクトとして残るよい本であると思う。さすがは事業部長。